「算数っておもしろい!」と小学生の生徒さんに言われる理由とは?
当塾では、小学生の生徒さんから、「算数っておもしろい!」というお声をいただくことが度々あります。それはなぜでしょうか。
1. 算数の教科書の予習を、全員がおわかりになるまでしっかり行うこと。
学校の授業を余裕を持って受けられるように、当塾では小学校高学年で算数の教科書の予習をおこなっています。その際、全員がおわかりになるまで繰り返し解説します。これがおもしろい授業の大前提となります。勉強というのは、わかればおもしろいものなのです。そのことを多くの生徒さんに体験していただくことが、当塾の大きな目的のひとつです。
2. 問題を解いたら、おひとりおひとりを指名して、答えをうかがうこと。
教科書の問題を解くときは、答え合わせでおひとりおひとりを指名して、順番に答えをうかがいます。このときの、自分が正解したことを他の生徒さんに知ってもらえるという体験が、自信と達成感に結びついて、皆さんの姿勢をますます前向きなものにします。
同時にそれは、ちょっと理解が追いついていない生徒さんがいないか、チェックする役割も果たしています。間違った場合は、再度問題を解いていただき、それでも間違うようでしたら、改めて詳しく解説いたします。
また問題集の丸つけは講師がいたしますので、生徒さんがわからないままでいるという状態を、二重のセーフティーネットで避けることができます。
3. ちょっとだけ先取りした勉強をすること。
皆さんが塾の授業中に算数をおもしろいと思い、すごく興味を持っていただいたときには、ちょっとだけ先取りした勉強をします。
たとえば小五の分数は、足し算と引き算を勉強しますが、これは通分(分母の大きさを合わせること)や約分(分子と分母を同じ数で割れるときはできる限り割って分子も分母も最小の数にすること)などがあってなかなか面倒です。
そんなときには、小六で習う小数のかけ算、わり算のお話をちょっとだけします。実は、通分を伴う足し算、引き算より、通分の必要のないかけ算、わり算の方が、考えようによっては簡単なのです。
このように、学校でまだ習わないことをちょっとだけ知ること、それが生徒さんの好奇心を刺激してもっと知りたいという意欲を生み出します。そういう体験を塾でしていれば、算数への親近感がずっと持続するのです。
またそうして塾で得た知識を、学校で披露する生徒さんもいらっしゃるそうです。他の人が知らないことを自分だけが知っている、それもまた、大きな自信につながることでしょう。